2004年10月16日ダイヤ改正前の動き

 2004年10月16日のダイヤ改正では、埼京線・りんかい線の直通運転大増発、 りんかい線の全列車10両編成化、湘南新宿ライン大増発が行われます。 そのため、埼京線では205系を1編成増強、りんかい線では70-000形を全編成10両化しました。 205系は山手電車区からの転属編成で元トウ54編成。 70-000形は組替と一部中間車を新製し、10両5編成・6両5編成であったものを10両8編成にしました。 余剰となる先頭車4両と中間車2両はJRに売却され209系3100番台として川越車両センター所属となり、 川越・八高線で活躍します。

東臨1編成 運番表示器・方向幕LED化

 2004年7月23日に東臨1編成の前面方向幕と運番表示器がLED化されているのを確認しました(81運用)。


「1281T 各駅停車 新木場」 (2004/7/23・大崎)
 りんかい線全車両10両化に伴う準備といったところ。 ATCも搭載されていますが、保安装置表記は「P」のみでした。

東臨4編成 埼京線で試運転

 2004年8月5日、東臨4編成が埼京線で試運転を行いました(81K)。 先にATC改造などを受けた東臨1編成と同様に、前面方向幕と運番表示器がLED化、ATC搭載などの改造を受けています。 今回の乗り入れはATCの試運転を行うもの。


「81K 試運転」 (2004/8/5・池袋)
 6両編成の東臨車が埼京線を走る珍しい光景。

川32編成 営業運転開始

 2004年8月18日に東京総合車両センターを出場した川32編成が、 2004年8月23日に営業運転に就きました(33運用)。


「1232K 各駅停車 新宿」 (2004/8/23・池袋)
 元トウ54編成の川32編成。 埼京線用205系では川31編成に続き2編成目となる東急車輛製の編成。 仕様変更後の小窓編成というのは新たな分類である。 なお、他の元ヤテ車と同様に乗車率測定装置を設置しています。


クハ205-54の運転台 (2004/8/23・新宿)
 2002年11月に転属してきた川31編成(元ヤテ17編成)と類似している。 無線機器も受話器タイプのものが設置されている。 トウ54編成時代との違いは、ATS-Pや停車駅通過防止装置の有無。


行先表示器駅名対照表 (2004/8/23・新宿)
 他の編成のような金属プレートタイプではなく、ステッカータイプになっている。 書かれている内容は同じとはいえ、色分けがされていないのでわずかに見劣りする。


編成番号札 (2004/8/23・新宿)
 川31編成と同じフォントで「32」と書かれている。 裏側には「32」と彫られている。 川31編成のような「カワ31」とはならなかった。 なお、引っ掛け穴は製造時期や配属地による微妙な幅の違いがあるため、 穴に横幅を持たせている。


「1124F 快速 新木場」 (2004/8/24・大崎)
 営業開始翌日は25運用。824Kでは初のりんかい線への乗り入れとなった。 写真はトウ車E231系500番台の回送(回9558M)が設定されたことにより、 着発番線が5→6番線と変更になった1124F。


「1048K 各駅停車 新宿」 (2004/8/26・池袋)
 池袋出庫の49運用(648Kから)に就く川32編成。 トウ車時代にはしばしば訪れた池袋運転区からの出庫となる。

東臨5編成 運番表示器・方向幕LED化

 2004年9月3日に東臨5編成の前面方向幕と運番表示器がLED化されているのを確認しました(81運用)。


「1684T 各駅停車 新木場」 (2004/9/13・大崎)
 東臨1・4編成と同様の改造が行われた模様。

川15編成 東臨車運用

 2004年9月17日に川15編成が東臨車運用の81運用に就いていました。 しばらく埼京線内でも運用に就いてなかったことや、当日はダイヤ乱れもなかったことから、 70-000形組替えで編成数が減る東臨運輸区へ貸し出されたものと思われます。


「1380T 各駅停車 新木場」 (2004/9/17・大崎)
 81運用に就く川15編成。


「1082T 各駅停車 新木場」 (2004/9/18・大崎)
 9月18日は83運用に就いていました。この折り返し1083Tは「東京テレポート」行きでした。


「1080T 各駅停車 新木場」 (2004/9/24・大崎)
 9月24日は81運用に就きました。


「1280T 各駅停車 新木場」 (2004/9/27・大崎)
 9月27日は貸し出し後初の雨でした。81運用に就きました。

東臨T2A車 甲種回送

 2004年9月21日に東臨70-000形のT2A車6両の甲種回送が行われました。


「9878レ 東臨70-000形甲種回送」 (2004/9/21・西大井)
 EF65 1008[岡山機関区]とEF65 1049[新鶴見機関区]に挟まれて回送される東臨T2A車6両。 なお、今回回送されたのは10両化の際に必要となる東臨1・4・5編成のT2A車でした。

東臨4編成 入場

 2004年9月24日に東臨4編成が東京総合車両センターに入場しました。


「31T 回送」 (2004/9/24・大崎)
 大崎に到着した東臨4編成。


「31T 回送」 (2004/9/24・大崎)
 1094Tの東臨7編成と並ぶ。


「31T 回送」 (2004/9/24・大崎)
 東京総合車両センターに入場する東臨4編成。

東臨9編成 ダイヤ改正の車体広告

 2004年9月27日に東臨9編成が「10月16日ダイヤ改正」の車体広告車になっているのを確認しました(91運用)。


「1093F 快速 川越」 (2004/10/1・大崎)
 28日に車両不具合になったらしく、10月1日の撮影となります。



広告4種 (2004/10/1・大崎)
「羽田空港へは天王洲アイル駅で乗り換えて東京モノレールに!」
「舞浜へは新木場駅でJR京葉線に乗り換え!」
「お台場へは東京テレポート駅が便利!」
「東京ビッグサイトは国際展示場駅が便利!」

(新)東臨3編成 登場

 2004年10月4日に東臨3編成が組みかえられた上で営業についているのを確認しました(93運用)。 車両は元東臨5編成を中心に、東臨3編成の2・3号車と新製したT2A車で組成されているようです。


「1093F 快速 川越」 (2004/10/4・大崎)
 10両化された東臨3編成。試運転は10月2日に行われたようです。

編成(←新木場 川越→)
編成番号70-
(Tc2A)
70-
(M1A)
70-
(M2A)
70-
(T2A)
70-
(M1A)
70-
(M2B)
70-
(T2A)
70-
(M1A)
70-
(M2A)
70-
(Tc2B)
3030031032033034035036037038039
旧車番050057058051052037038059

旧70-052は70-035化の際にM2B車化。


70-035号車の車端部 (2004/10/6・大崎)
 SIV撤去による「M2A」→「M2B」、車両重量軽減に伴う「28.7t」→「26.8t」表記の変化。

(新)東臨2編成 登場

 2004年10月8日に東臨2編成が組みかえられた上で営業についているのを確認しました(93運用)。 車両は元東臨4編成を中心に、東臨3編成の4・5号車と新製したT2A車で組成されているようです。


「1194T 各駅停車 新木場」 (2004/10/9・大崎)
 10両化された東臨2編成。試運転は10月6日に行われたようです。

編成(←新木場 川越→)
編成番号70-
(Tc2A)
70-
(M1A)
70-
(M2A)
70-
(T2A)
70-
(M1A)
70-
(M2B)
70-
(T2A)
70-
(M1A)
70-
(M2A)
70-
(Tc2B)
2020021022023024025026027028029
旧車番040041042031032047048049

旧70-032は70-025化の際にM2B車化。



最終更新日:2006/5/31