2002年5月19日工事前の様子

 2002年5月19日に池袋駅立体交差化工事のうち1回目の大掛かりな工事が行われた。 このページでは工事が行われるまでに、各所において少しずつ行われてきた工事の状況を紹介する。

配線図

↑立体交差化工事が始まる前の配線

↓2002年5月18日(工事前日)の様子

3・4番線ホーム延長

 3番線の埼京線上りホームは、立体交差化完成後は湘南新宿ラインのホームになる。 埼京線が10両編成であるのに対し、湘南新宿ラインは最大15両編成であるため、 3番線はホームを延長する必要がある。


3・4番線ホームの新宿より (2001/12/1)
少しずつであるがホームが作られている。また、新宿方向にも階段が設置される。


3・4番線ホームの新宿より (2002/3/14)
ほぼ完成した延長部分。 4番線は引き続き埼京線下りホームであるため、延長部の4番線側には壁が設けられている。 立体交差化工事が完了するまでは、3・4番線ホームは埼京線上りしか発着しない為、 延長部は立ち入り禁止になっている。


3・4番線ホームの新宿より (2002/5/18)
停止目標が設置された。

池袋運転区の柱移設 ほか

 3・4番線ホームの赤羽よりには線路上に池袋運転区がある。 立体交差化工事により2・3番線の赤羽よりにポイントが設けられる為、池袋運転区建物の支柱が邪魔になってしまう。 そこで、池袋運転区の東側に通路を設けると同時に支柱の移設が行われた。


1・2番線ホームの赤羽よりからの様子 (2001/11/30)
建物の柱に囲いが付き、2番線出発信号機の横に新しい柱が立つ。


1・2番線ホームの赤羽よりからの様子 (2001/12/14)
連絡通路が組まれはじめた。


1・2番線ホームの赤羽よりからの様子 (2002/3/14)
連絡通路が完成し、以前の建物の柱と、架線柱が撤去された。 また、空いたスペースに(将来の宇都宮・高崎線の下り線となる位置)にレールが搬入される。


2番線ホームの赤羽よりからの様子 (2002/4/11)
2番線からのポイントが設置される。また、新しい出発信号機(ブルーシートで覆われているもの)が設置された。


2番線ホームの赤羽よりからの様子 (2002/5/10)
2番線からのポイントが将来の宇都宮・高崎線の下り線とつながる。 ポイント付近のホームにはテープで撤去箇所が記されている。 これは、このままではポイントを渡る列車の車体がホームと干渉する為である。 このホーム短縮部分により2番線が短くなるが、代わりに新宿寄りに延長されている(次の写真)。


1・2番線ホームの新宿よりの様子 (2002/5/18)
ホームが1両分くらい延長された。工事後の1・2番線は停車位置が南側にずれることになる。

山手線池袋運転区入出区線ルート変更

 立体交差化工事において、駅北部の箇所が実質1線増となるため、 現在設置されている線路(山手線内回りへの入出区線、埼京線)を少し西よりにずらし、 線路を詰めていく必要がある。


池袋大橋から見た池袋方 (2001/12/9)
ルート変更前の山手線内回りへの入出区線。 手前から4本目、青いガーター橋の線がそれである。


池袋大橋から見た池袋方 (2002/4/11)
ルート変更後の山手線内回りへの入出区線。 西側ずらされ、山手線内回りに沿うように敷設された。 これで線増分の用地を確保する。

山手貨物線池袋付近単線化に伴うポイント設置

 立体交差化工事完了までの間、山手貨物線の田端よりは単線になる。 池袋−大塚間にポイントが設けられ、ここで複線から単線になる。


宮仲橋から見た山手貨物線 (2002/5/10)
下り線にポイントが設置されている。 ポイント設置によりこの区間には85km/hの速度制限が設けられた。



最終更新日:2008/12/11