KATO TRAIN

 2003年10月26日から川8編成を使用した「KATO TRAIN」が運行されました。 これは大手模型メーカー「KATO」が企画したもので、 埼京線がKATOゆかりの地(本社、坂戸工場、埼玉工場など)を結んでいる上、 ラインカラーがKATOのコーポレートカラーであるということから運行に至りました。 KATOでは特別企画品として「KATO TRAIN」を製品化、2003年12月に発売しました。


「1628F 快速 新宿」 (2003/10/26・赤羽)
初の上り列車は1628F。初日であるが午後出庫となる。


「1729K 各駅停車 赤羽」 (2003/10/26・板橋)
1628Fの折り返し。1709Kの続行となるため比較的空いている列車。


「908F 快速 新木場」 (2003/11/1・池袋→新宿)
目白付近を走る川8編成「KATO TRAIN」。


「1109F 快速 川越」 (2003/11/1・東雲)
曇り空の下、りんかい線を快走する川8編成。


「811K 各駅停車 大宮」 (2003/11/2・与野本町)
逆光の川8編成。


「1041K 各駅停車 池袋」 (2003/11/3・新宿)
同列車と11/20の811Kで見ることが出来た下り列車の池袋行き。 後者は、りんかい線内で見られた唯一の池袋行き。


「1742K 各駅停車 新宿」 (2003/11/4・池袋)
「5011M 特急ホームタウンとちぎ 黒磯」と並んだ川8編成。


「1655F 快速 川越」 (2003/11/8・大崎)
前日が53運用だった関係で、55運用で運用された(予定ではこの日は運休)。 土休日の55運用は終日快速で運用される唯一の運用でもある。


「628K 各駅停車 新宿」 (2003/11/18・池袋)
RVP Fで撮影してみた川8編成。日陰だとこのような発色が得られる。


「807K 各駅停車 大宮」 (2003/11/25・大崎)
運用実績としては最多となった平日の07運用。

「KATO TRAIN」の運用実績

10/26
29運用
10/27
※1
10/28
57運用
※2
10/29
15運用
10/30
57運用
10/31
07運用
11/1
09運用
11/2
11運用
11/3
41運用
11/4
43運用
11/5
07運用
※3
11/6
31運用
11/7
53運用
※4
11/8
55運用
※5
11/9
09運用
11/10
13運用
11/11
39運用
※6
11/12
53運用
11/13
55運用
11/14
13運用
※7
11/15
01運用
※8
11/16
運用無
※9
11/17
03運用
11/18
29運用
11/19
31運用
11/20
11運用
11/21
37運用
11/22
17運用
※10
11/23
13運用
11/24
57運用
11/25
07運用
11/26
05運用
11/27
29運用
11/28
03運用
 

※1: 本来は37運用。予定通り37運用として出庫したが、9時4分に北赤羽で発生した人身事故の影響を受ける。 同時刻、37運用は赤羽始発の上り列車936Kとして赤羽に停車中であった。 この事故の影響で埼京線はおよそ1時間運転を見合わせた。 事故復旧後、川8編成は赤羽→936K→新宿?→955K?→赤羽→1054K→新宿→1155K(20分遅れ)→大宮?→回?→川越電車区入庫? というように運用されたのが有力(?箇所のみ推測、他は確認済み)。 ダイヤが復旧し、午後は15運用として出庫。
※2: 本来予定されていた運用は23運用。 しかし、前日はダイヤ乱れの影響で午後の15運用となり大崎留置になり、同日は大崎から運用に就く57運用となる。
※3: 本来予定されていた運用は13運用。 しかし、なぜか07運用となる。 なお、当日朝方、中央線からの非常を知らせる信号を受信したとのことで5分程度の遅れがありましたが、 これとは無関係のようです。
※4: 本来予定されていた運用は09運用。 しかし、なぜか53運用となる。 53運用は前日の運用終了後に大宮留置となった編成が就く運用であるが、 前日は31運用のため川越電車区に入庫しているはず。 よって、前日の入庫までに何かあって大宮留置となったか、 当日朝の濃霧により運用に変化が見られたと考えられます。
※5: KATOの運行情報ページに11月8日の運用が掲載されたときは、この日の運用は無いとされていたが、 11月7日にKATOの運行情報ページが更新され、01運用の予定となる。 しかし、前日の53運用が新宿留置のため、同日は新宿から運用に就く55運用となった。
※6: 当日の運用は39運用の予定でしたが、朝方の緊急停止やお客様混雑により出庫していない模様。 39運用は埼京線朝運用のうち最も遅い指扇8:05発から始まる運用で、 当日はダイヤに乱れが生じているのが確認できた後の出庫となります。 よって、その後の車両運用に支障をきたすのを防ぐために、 川8編成での運転を取りやめたと考えられます。 その朝の39運用は川22編成が充当。なお、午後の39運用は予定通り川8編成が充当しました。 午後の39運用は翌日の53運用、翌々日の55運用になるという流れですので、 朝の1往復を犠牲にしてでもその後の車両運用を順調に行おうという配慮が窺えます。
※7: 本来予定されていた運用は03運用。 なお、当日夜間は最後の川越電車区入庫となったため午後は35運用として出庫している可能性が高いです。 (参考:通常は23運用と45運用の2本が最後の入庫となりますが、 金曜ダイヤのため45運用は川越電車区へ回送され、 23運用と35運用の2本が最後の入庫となります。)
※8: 本来予定されていた運用は09運用。 しかし、前日が35運用(最後の入庫)のため01運用として運行。
※9: 本来予定されていた運用は31運用。 「2031K 各駅停車 指扇」が実現するはずであったが、その31運用には川17編成が充当。 当日の全運用を確認したところ川8編成は出庫していない模様です。
※10: 本来予定されていた運用は21運用。 なお、21運用は川29編成が充当。

「KATO TRAIN」のその後

 2003年12月15日、ホビーセンターカトーでNゲージ「KATO TRAIN」の試作品が展示されました。 同時に運行されていた「KATO TRAIN」に実際に取り付けられていたヘッドマークも展示されました。


「KATO TRAIN」 (2003/12/15・ホビーセンターカトー)
※許可を得て撮影しています。


「KATO TRAIN」 (2009/5/5・ホビーセンターカトー)
床置きのショーケースで展示が続けられている。



最終更新日:2009/7/8